MLM社会主義宣言

「1848年2月ロンドンで共産党宣言が発行されました。マルクスとエンゲルスが執筆した全文わずか23ページの薄緑色のドイツ語小冊子でした。『宣言』に展開されている基本的考え方は、経済的生産と経済的仕組みが政治の土台をなすこと、原始共産制の崩壊以後、人間社会の歴史は階級闘争の歴史であること、現代においてそれはブルジョアジーとプロレタリアとの間の階級闘争となっていること、その際プロレタリアの歴史的使命は、単にブルジョアジーの支配と抑圧から自己を解放するにとどまらず、社会から階級支配そのものをなくすことにある、というものです。」日本大百科全書(ニッポニカ)

共産党宣言には、三つの間違いがあります。
一つ目の間違いは、私たち人間の歴史は階級闘争の歴史ではありません。私たち人間の歴史は生きるために共に支え合い互いに助け合う歴史でした。
 二つ目の間違いは、ブルジョアジーを悪とし、ブルジョアジーを一方的に敵であると決めつけたことです。ブルジョアジーを一方的に敵であると決めつければ、力によって権力を奪わなければなりません。力によって権力を奪えば、権力を守るためには永遠に闘争し続けなければなりません。手段が結果を決定するのです。
 三つ目の間違いは、問題が生産にあると認識したことです。問題は、生産にではなく、流通にあるのです。資本論は、工場主が少女を低賃金で酷使したことを分析していますが、少女が作ったものを安く買い叩く流通業者については分析していません。
私たちの“流通”の歴史は、“生命の糧”を分かち合う“流通システム”の歴史です。
私たち人間の“流通システム”は物々交換から始まりました。沢山の食べ物を持った人が、食べ物に困っている人の目につくところに食べ物を置いておきました。食べ物に困っていた人はその食べ物で“生命”を繋ぎ、お礼の食べ物を同じところに置いていたのです。このようにして私たち人間は共に“生命”を守り、互いに“生命”を未来に繋げてきたのです。
 “弱肉強食”という言葉がありますが“百獣の王”も生きるために必要な最低限の“生命”しか奪うことをしませんでした。食べ残した獲物は他の動物たちの食べ物となったのです。
“食物連鎖”という言葉があります。「連鎖には、シロクマ→キョクチギツネ→ライチョウ→トナカイゴケのように「生きた植物」から始まって動物へと連なる生食連鎖grazing food chainと、枯死植物→トビムシ類→クモ類→……のように生物遺体から始まる腐食連鎖detritus food chainの二つの基本型がありますが、後者の場合も元をたどれば緑色植物に行き着くのです。緑色植物は太陽エネルギーを有機化合物の中に取り込むわけですから「動物も太陽エネルギーを食べて生きている」と言えます。日本大百科全書(ニッポニカ)」
“食物連鎖”は、共に“生命”を守り、互いに“生命”を未来に繋げる“生命”の連鎖循環システムです。そして私たち人間も、共に“生命”を守り、互いに“生命”を未来に繋げる“生命”の連鎖循環システムの一員なのです。
今私たち人間は、この“生命”の連鎖循環システムを破壊し続けています。
”現在、私たちは生物の歴史上、かつてない「大量絶滅」の時代に生きているといわれます。近代から現代にかけて起きた野生生物の絶滅の原因は、ほぼ100%人類の行為に起因するものであり、地質時代の絶滅とは全く様相が異なります。
45億年にわたる地球の歴史を、24時間の時計に当てはめてみると、人類は最後の1分を切ってから出現した「新参者」です。しかし、その人類が原因をつくって、最後の一瞬の間に大量絶滅を招いているわけです。多くの種の、急激な絶滅・・・。その影響が地球の自然に、そして私たちの暮らしにどのようなかたちで現れるかは、想像もつきません。
WWF:World Wide Fund for Nature、世界自然保護基金”
そして今私たち人間の世界も持続可能性を失う危機に陥っています。私たち人間はこの危機から逃れることができるのでしょうか。何故、共に“生命”を守り、互いに“生命”を未来に繋げる“生命”の連鎖循環システムが破壊され続けているのでしょうか。“生命”の連鎖循環システムの破壊を私たち人間は止めることができるのでしょうか。

私たち人間は“生命”の連鎖循環システムの破壊を私たち人間は止めることができます。私たち人間の世界の“生命”の連鎖循環システムが破壊されているのは、私たち人間の世界の“流通”を支配している者がいるからです。今私たちの世界の“流通”を支配しているのは“GAFA”を始めとする巨大IT企業です。巨大IT企業は、私たちのあらゆる”情報“を集め続け、”AI“を使って私たちのあらゆる”情報“を分析し、私たちの購買行動を誘導し、”流通“を支配しています。
しかし、私たちは巨大IT企業を敵にして戦う必要はありません。巨大IT企業が、私たちの“流通”を支配していることは間違いありませんが、別の角度から見れば、私たちが、私たちの“流通”を支配させているのです。私たちのあらゆる”情報“を集めることを許しているのは私たちです。
今、私たち人間の世界の“生命”の連鎖循環システムの破壊を止めなければなりません。私たちは巨大IT企業を敵にして戦う必要はありません。
“私たちの私たちによる流通システム”を創ればよいのです。“私たちの私たちによる流通システム”を創れば、私たちの“情報”を私たちのために使うことができます。“私たちの私たちによる流通システム”を創れば、何者とも戦わずに“流通”の支配はなくなります。何者とも戦わずに“流通”の支配をなくせば、永遠に戦う必要はありません。手段が結果を決定するのです。
 “私たちの私たちによる流通システム”を創る技術は、連鎖循環システム即ちMLM、ネットワークビジネスシステムです。それも既存のMLM、ネットワークビジネスではありません。それは、MLM、ネットワークビジネスのプラットフォームです。ネットワークビジネスのプラットフォームとは、すべての人々が自分自身の商品やサービスを一つのネットワークビジネスで販売することができるプラットフォームです。
 ネットワークビジネスシステムがどれほどパワフルなビジネスシステムであるかは、新型コロナウイルスの感染力が教えてくれました。新型コロナウイルス感染の“実行再生産数”が1より大きいと世界中に広まります。ネットワークビジネスが社会的批判に晒されているのは、そのパワフルさ故に、余りに多くの企業が乱立しているからです。毎年、200社生まれて、200社がなくなるとも言われています。同じような商品を同じような報酬システムで販売するネットワークビジネスが乱立して過当競争になっています。同じような商品を同じような報酬システムで販売すれば、どうしてもこれが一番いいと強引に営業せざるを得ません。ネットワークビジネスの社会的批判は、ネットワークビジネスシステム自体ではなく、ネットワークビジネスの営業活動の強引制、違法性にあるのです。
手段が結果を決定します。手段が結果を決定するのであれば、私たちは、はじめのはじめから完全に公正な手段で営業活動をしなければなりません。
ネットワークビジネスのプラットフォームは“社会主義ネットワークビジネス”です。社会的批判を受けては“社会主義ネットワークビジネス”は成り立ちません。ネットワークビジネスのプラットフォームは、はじめのはじめから完全に公正な手段で営業活動をしなければ成り立たないのです。
はじめのはじめから完全に公正な手段でネットワークビジネスのプラットフォームの営業活動を皆様と共に進めたいと思います。
令和4年 36年に一度の五黄の寅の年の元旦に、MLM社会主義宣言を発出します。