”何がそういう
経済の成長を推進するのか。
これは要するに
人間だということです。
人間の創造力だということです。
池田勇人内閣で閣議決定された
所得倍増計画を
起案、推進した下村治氏”
これは、このブログの
1481回目の記事になります。
”重要なのは税”ではありません。
重要なのは
”失敗しても何度でもチャレンジできる”
ビジネスモデルと
人生100年時代の
生涯教育システムとが
ひとつに統合された
新しいBusiness Schoolです。
多くの過ちを僕もしたように
愛するこの国も 戻れない もう戻れない
あのひとがそのたびに許してきたようだ
僕はこの国の明日をまた想う
ひろい空よ僕らは今どこにいる
頼るもの何もない あの頃へ帰りたい
ひろい空よ僕らは今どこにいる
”ポイント
○経済成長を推進するのは「人間の創造力」
○再挑戦支える教育制度と社会保障制度を
○高度成長実現の原因と結果取り違えるな
池田首相のブレーンで
高度成長期の所得倍増計画を
理論付けた下村は、
著書「日本経済成長論」(1962年)で
「私は経済成長についての
計画主義者ではない」と明言していました。
そして「私の興味は
計画にあるのではなくて、
可能性の探求にある。(中略)
国民の創造力に即して、
その開発と解放の条件を
検討することである」と述べていました。
そのうえで「何がそういう
経済の成長を推進するのか。
これは要するに
人間だということです。
人間の創造力だということです。
(中略)そういうものが
自由に発揮されるということがあって、
はじめて経済の成長を
推進するような力が生まれてくる」
指摘していました。
下村は、
所得倍増は「計画」ではなく、
国民の創造力を解放することで
実現するとしていました。
下村が経済成長を推進する力だとした
「人間の創造力」とは、
ケインズの言う
アニマルスピリットです。
ケインズ経済学に基づく経済政策では、
景気回復はもたらされるが、
経済成長はもたらされません。
では何が経済成長をもたらすのかと
問われたときのケインズの答えが
アニマルスピリットでした。
とはいえ、それを発揮させるには、
そのための条件整備が不可欠です。
下村理論が画期的だったのは、
日本経済に力強い
成長力があることを論証したうえで、
その成長力を発揮させるために
求められる具体的な
「条件を検討」したことです。
池田も首相就任後の
参院予算委員会で、
所得を2倍にするのではなく
2倍になるような環境をつくるのだ
と答弁しています。
下村は当時の状況に鑑みて、
日本経済の高度成長にとって
重要なのは設備投資の増加速度で、
それに資する基盤整備が必要としました。
所得倍増計画では、
ー匆饂駛椶僚室
∋唆塙渋す眦找修悗陵尭
K念廚塙餾欸从儷力の促進
た妖能力の向上と科学技術の振興
テ鷭店渋い隆墨造
社会的安定の確保――がうたわれました。
岸田文雄首相の尊敬する人物は
池田勇人とのこと。
岸田首相の掲げる
「新しい資本主義」の議論に際しては、
池田の高度成長を参考にされればと思います。
では下村の問題意識を
今日に当てはめた場合、
経済成長のためにはどのような
基盤整備が求められるのでしょうか。
筆者は、
老若男女を問わず全ての人が
人生の中でいつでも
再チャレンジできるようにサポートする
教育制度と
全世代型の社会保障制度だと考えています。
一生の間に何度も転職することが
当たり前になった今日、
その2つが国民の
創造力を自由に発揮させる基盤になります。
今日、国が豊かになった半面、
人々はチャレンジしなくなりました。
一度失敗すると立ち直るのが
難しい社会になっています。
失敗しても何度でも
チャレンジできる社会にしていく。
それが人々の創造力を解放し、
国全体の成長や人々の
幸せにつながっていくはずです。
そのような基盤整備に
財政投融資を
活用できるかといえば否でしょう。
教育制度や
全世代型の社会保障制度は、
そこからの収益で投資資金の
回収が見込めるようなものではないからです。
とすれば、
重要なのは税ということになります。
国民の創造力発揮へ基盤整備 所得倍増計画の歴史に学ぶ
松元崇・元内閣府事務次官
経済教室
2021年12月29日 日本経済新聞 朝刊”
君よ愛するひとを守り給え
大きく手を拡げて 子供たちを抱き給え
ひとりまたひとり 友は集まるだろう
ひとりまたひとり ひとりまたひとり
重要なのは”税”ではありません。
重要なのは
”失敗しても何度でもチャレンジできる”
ビジネスモデルと
人生100年時代の
生涯教育システムとが
ひとつに統合された
全く新しいBusiness Schoolです。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
”失敗しても何度でもチャレンジできる”
ビジネスモデルと
人生100年時代の
生涯教育システムとが
ひとつに統合された
全く新しいBusiness Schoolです。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
ビジネスを実践することによって、
ビジネスを学ぶ
”Business School”です。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
ビジネスを実践することによって、
収入を得ながら
ビジネスを学ぶことができる
”Business School”です。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
実践するビジネスに
無限の選択肢が存在する
”失敗しても
何度でもチャレンジできる”
”Business School”です。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
誰とでも、共にビジネスを行える
”Business School”です。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
実践するビジネスに
無限の選択肢が存在し、
誰とでも、共に
ビジネスを行えることによって、
創造力を自由に
発揮させることができる
”Business School”です。
真白な帆を上げて 旅立つ船に乗り
力の続く限り ふたりでも漕いでゆく
その力を与え給え 勇気を与え給え
令和2年12月17日、
日本ALBS合同会社が成立しました。
日本ALBS合同会社が運営する
”ALBS”
”Active Learning
Business School”が開校します。
東京2020オリンピック、
パラリンピックが無事終了し、
新型コロナウイルスの感染拡大による
緊急事態宣言が解除されました。
総選挙が終わり、
岸田総理の
”新しい資本主義”を創る
政治が始まります。
コロナ時代最強の
ビジネスモデルを学ぶ
”ALBS”
”Active Learning
Business School”の
セミナーが
始まります。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
コロナ時代最強の
ビジネスモデルを学ぶ
全く新しいBusiness Schoolです。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
巨大IT企業
”Big Tech,Tech Giants”が
民主主義や社会に
与える影響を抑える
ビジネスモデルを学ぶ
全く新しいBusiness Schoolです。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
人生100年時代の
生涯教育システムです。
人生100年時代を
生き抜くためには、
”生きる力”を高める以外に
方法はありません。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
”生きる力”を高める
人生100年時代の
生涯教育システムです。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
すべての人々を
この世界の
当事者にすることができる
”Business School”です。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
柔軟な働き方ができる
ビジネスモデルと
生涯教育システムとが
ひとつに統合された
全く新しいBusiness Schoolです。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
”世界が価値を認めて
共有しようとする流れ”を起こす
”Business School”です。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
”ルールーメーカー”になり、
勝者になることができる
”Business School”です。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
”本業”にしても
”副業”にしても、
人生100年時代を
生き抜くことができる
ビジネスモデルと
生涯教育システムとが
ひとつに統合された
全く新しいBusiness Schoolです。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
私たち一人ひとりの意識を変える
”Incentive(動機付け)”を与え、
私たち一人ひとりの行動を起こす
”Motivation(やる気)”を引き出す
ビジネスモデルの
全貌を明らかにする
”Business School”です。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
”メンバーシップ型”でありながら、
”ジョブ”に無限の選択肢があり、
”メンバー”が自由に
”ジョブ”を選択することができる
ビジネスモデルの
全貌を明らかにする
”Business School”です。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
ビジネスを通して、
直接正しい情報を互いに
伝え合うことによって
信じ合うことができる
”人と人の繋がり”を創る
コロナ時代最強の
ビジネスモデルの
全貌が明らかになる
”Business School”です。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
”SDGs”の17も目標を達成する
”生涯教育”
”Business School”です。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
気候変動に代表される
”自然環境の破壊”と
貧困や格差に表れる
”社会環境の破壊”を克服する
”壮大な物語”の渦中で、
あなた自身で
『あなたの物語』を創ることができる
”Business School”です。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
共に豊かになり、
互いに栄え続ける
”人と人との生命の繋がり”を創る
”Business School”です。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
共に”生命”を守り、
互いに”生命”を未来に繋げる
”生命と生命との
生命の繋がり”を創る
”Business School”です。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
”一人ひとりの人間”が、
自分自身の
「志」を持つことができる
”Business School”です。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
”一人ひとりの人間”が、
自分自身の
「志」を遂げることができる
”Business School”です。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
”一人ひとりの人間”が、
パーパス(Purpose)、
「社会での存在意義」がある世界を創る
”Business School”です。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
共に”生命”を守り、
互いに”生命”を
未来に繋げることができる
環境を創る
”Business School”です。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
共に”生命”を守り、
互いに”生命”を未来に
繋げることができる
環境を創る行動に対して
”インセンティブ”を与える
”Business School”です。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
”ビジネス”を土台に据えて、
私たち一人ひとりの
多様な価値を追求する
”Business School”です。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
共に豊かになり、
互いに栄え続ける
”人と人との生命の繋がり”を創る
”私たちの私たちによる
私たちのための
流通システム”です。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
共に”生命”を守り、
互いに”生命”を未来に繋げる
”人と人との生命の繋がり”を創る
”私たちの私たちによる
私たちのための
流通システム”です。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
この星地球の”生命”を守り、
この星地球の”生命”を未来に繋げる
”生命と生命との
生命の繋がり”を創る
”地球のプロジェクト”です。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
すべての人々を
この星”地球”の
”Stakeholders”にする
”Business School”です。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
マルチレベルの
”生命”の”連鎖ネットワーク”を創る
”Business School”です。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
SDGs時代の
ルールメーカーになることができる
”Business School”です。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
”法の支配”を根底に置いた
”政治の民主主義”の土台の上に
”流通の民主主義”を築く
”Business School”です。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
”流通の自治システム”を学ぶ
”Business School”です。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
”私たちの私たちによる
私たちのための流通システム”を創る
”Business School”です。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
SDGs時代の
ルールメーカーになることができる
”Business School”です。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
すべての人々の
利益に配慮する
新しい民主主義”の
世界を創る
Business Schoolです。
”ALBS”
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
”私たちの私たちによる
私たちの市場”を創る
Business Schoolです。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
ステークホルダーとして
行動することができる
Business Schoolです。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
”すべての人々の
利益に配慮する
新しい民主主義”を学ぶ
Business Schoolです。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
「人間の可能性を引き出し、
尊厳を守り、
大きな問題を解決するための
最善の方法」を学ぶ
Business Schoolです。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
「地球環境」
「未来世代」をも視野に入れた
新たな資本主義のかたち”です。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
私たち一人ひとりが
私たちの世界の
当事者になる世界を創る
Business Schoolです。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
あらゆる行動を可能とする
”大自然”のような
コロナ時代最強の
ビジネスモデルを学ぶ
”Business School”です。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
私たち人間がすべてが、
”経済活動”の当事者に
なることができる
コロナ時代最強の
ビジネスモデルを学ぶ
”Business School”です。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
”経済活動”に
あらゆる選択肢が存在する
コロナ時代最強の
ビジネスモデルを学ぶ
”Business School”です。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
あらゆる人々と共に
”経済活動”をすることができる
コロナ時代最強の
ビジネスモデルを学ぶ
”Business School”です。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
日本国内の農業基盤を
地産地消型に立て直して
自給率をあげる
”Business School”です。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
世界の国々の農業基盤を
共に地産地消型に立て直して、
互いに自給率をあげる
”Business School”です。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
皆様と共に、
どのような状況にあっても、
幾つになって、
女性も男性も、
いつでも人生を立て直し、
人生をやり直せる
世界を創る
Business School”です。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
どのような状況にあっても、
幾つになって、
女性も男性も、
いつでも人生を立て直し、
人生をやり直せる
包容力のある
”人と人との生命の繋がり”を創る
Business School”です。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
身体性を持ち、
実態からも乖離していない
一個の生命体である”人間”を
私たちの世界の問題を
考える立ち位置にする
”Business School”です。
”ALBS”
”Active Learning
Business School”は、
身体性を持ち、
実態からも乖離していない
一個の生命体である
”本当のあなた”を
”あなた”の問題を
考える立ち位置にする
”Business School”です。
答は、すべて真我発見トレーナーの
ビジネスモデルにあります。
真我発見トレーナーのビジネスモデルは、
あなたが”本当のあなた”に
出会うことができる
ビジネスモデルです。
真我発見トレーナーのビジネスモデルは、
あなたが”本当のあなた”を創り続ける
ことができるビジネスモデルです。
真我発見トレーナーのビジネスモデルは、
あなたが、あなたの生命に対して、
あなた自身で答を出すことができる
ビジネスモデルです。
答は、73億総株主会社設立プロジェクト
にあります。
地球のプロジェクトに
すべての答があります。
地球のプロジェクトは、
この星地球を
”生命の磁場”にする
プロジェクトです。
Earth Project
地球のプロジェクトが始まります。
地球のプロジェクト〜EARTH
E=Enlightement
A=Ascension
R=Revolution
T=Truth
H=Harmony
地球のプロジェクトは、
真の生命の資産を
創造するプロジェクトです。
真の生命の資産とは、
世界のすべての人々です。
真の生命の資産とは、
地球のすべての生きものです。
真の生命の資産とは、
地球という一個の生命体です。
そして、一番大切な
真の生命の資産とは、
あなたです。
あなたは
真の生命のブランドなのです。
地球のプロジェクトは、
人間中心の世界を創る
プロジェクトです。
地球のプロジェクトは、
生命中心の地球を創る
プロジェクトです。
地球のプロジェクトは、
あなたの世界を創る
プロジェクトです。
地球のプロジェクトは、
あなたの良い世の中にしたいという思いを、
あなたの
”生きる糧を得るための営み”にします。
地球のプロジェクトは、
あなたのより良い世界を
創るための行動を、
あなたのビジネスにします。
それは、地球のプロジェクトは、
真の生命の資産を創造する
プロジェクトだからです。
より良い世界を創造する
プロジェクトだからです。
あなたの良い世の中にしたいという思いを、
”生きる糧を得るための営み”にするとき、
あなたは癒されます。
あなたのより良い世界を
創るための行動を、
あなたのビジネスにするとき、
あなたの愛は育ちます。
その答は、生命の真実の姿にあります。
生命の真実の姿を知ることができれば、
あなたの心とからだの全てを
満たすものが何であるか
を知ることができます。
生命の真実の姿を
知ることができれば、
どのように生きれば良いのか
あなたは知ることができます。
生命の真実の姿を
知ることができれば、
何をすれば良いのかを
あなたは知ることができます。
生命の真実の姿を
知ることができれば、
あなたは、あなたの生命の
真実の力に目覚めます。
Copyright(C)2021
Haruhisa All rights reserved.
地球を癒し、より良い世界を創る
”筆者は2021年の日本財政学会全国大会で戦後の財政投融資制度について報告した。そこで見いだしたのは、戦後の高度成長がエコノミストの下村治の経済理論と池田勇人首相(当時)の政治決断のダイナミックな展開によりもたらされたこと、その背景に財政投融資があったことだった。
池田首相のブレーンで高度成長期の所得倍増計画を理論付けた下村は、著書「日本経済成長論」(1962年)で「私は経済成長についての計画主義者ではない」と明言していた。そして「私の興味は計画にあるのではなくて、可能性の探求にある。(中略)国民の創造力に即して、その開発と解放の条件を検討することである」と述べていた。
そのうえで「何がそういう経済の成長を推進するのか。これは要するに人間だということです。人間の創造力だということです。(中略)そういうものが自由に発揮されるということがあって、はじめて経済の成長を推進するような力が生まれてくる」と指摘していた。
下村は、所得倍増は「計画」ではなく、国民の創造力を解放することで実現するとしていた。それが「計画」と受け取られた背景には、池田首相の政治判断があった。池田内閣の官房長官を務めた大平正芳が、日本は自由主義の国なので「計画」というのは不適当ではないかと指摘したところ、池田は「何を言うか。『計画』とうたうから国民はついてくるんだ。外すわけにはいかん」と一蹴したという。
なるほど、国民の創造力を発揮させるには、国民がその気にならなければならない。そのために「計画」と思い込ませることが必要だったというわけだ。
所得倍増計画が登場した当時は政治の季節だった。60年の安保国会が大荒れとなり、7月には岸信介内閣の退陣となる。自民党総裁選で政策指針を尋ねられた池田は「それは経済政策しかないじゃないか。所得倍増で行くんだ」と語った。所得倍増計画というスローガンで政治の季節を経済の季節に転換し、高度成長を実現したのが池田だった。
所得倍増計画は、日本経済の成長力に懐疑的な見方が強い中で登場した。池田の強気の構想に対しては、足元の高い成長率は高い在庫投資に支えられているだけで実力を反映したものではない、その状況下で景気を過熱させるような政策は危険だとする慎重論が強かった。経済企画庁の大来佐武郎と下村との間で激しい在庫論争が繰り広げられ、下村は名だたるエコノミストから集中砲火を浴びた。
自民党の予算編成基本方針でも、所得倍増計画の実質的な初年度となった60年度予算について「財政が景気の過熱をもたらすことのないよう、慎重な配慮を払う」として「中立的」とされ、財政投融資計画は伸び率を前年度の約半分に抑えられてのスタートとなった。
下村が経済成長を推進する力だとした「人間の創造力」とは、ケインズの言うアニマルスピリットだ。ケインズ経済学に基づく経済政策では、景気回復はもたらされるが、経済成長はもたらされない。では何が経済成長をもたらすのかと問われたときのケインズの答えがアニマルスピリットだった。とはいえ、それを発揮させるには、そのための条件整備が不可欠だ。
下村理論が画期的だったのは、日本経済に力強い成長力があることを論証したうえで、その成長力を発揮させるために求められる具体的な「条件を検討」したことだ。池田も首相就任後の参院予算委員会で、所得を2倍にするのではなく2倍になるような環境をつくるのだと答弁している。
下村は当時の状況に鑑みて、日本経済の高度成長にとって重要なのは設備投資の増加速度で、それに資する基盤整備が必要とした。所得倍増計画では、ー匆饂駛椶僚室足∋唆塙渋す眦找修悗陵尭貝K念廚塙餾欸从儷力の促進た妖能力の向上と科学技術の振興テ鷭店渋い隆墨造伴匆馘安定の確保――がうたわれた。そしてそれらの基盤整備の主役となったのが財政投融資計画で、61年度以降大きく伸びていった(図参照)。
岸田文雄首相の尊敬する人物は池田勇人とのこと。岸田首相の掲げる「新しい資本主義」の議論に際しては、池田の高度成長を参考にされればと思う。では下村の問題意識を今日に当てはめた場合、経済成長のためにはどのような基盤整備が求められるのだろうか。
筆者は、老若男女を問わず全ての人が人生の中でいつでも再チャレンジできるようにサポートする教育制度と全世代型の社会保障制度だと考える。一生の間に何度も転職することが当たり前になった今日、その2つが国民の創造力を自由に発揮させる基盤になる。
下村の時代は、戦後の焼け野原から生活を再建していかねばならないハングリーな時代だった。全ての人にチャレンジが求められていた。人々にチャレンジできる場を提供する産業インフラの整備が、国民の創造力の発揮に直結していた。
だが今日、国が豊かになった半面、人々はチャレンジしなくなった。一度失敗すると立ち直るのが難しい社会になっている。失敗しても何度でもチャレンジできる社会にしていく。それが人々の創造力を解放し、国全体の成長や人々の幸せにつながっていくはずだ。
そのような基盤整備に財政投融資を活用できるかといえば否であろう。教育制度や全世代型の社会保障制度は、そこからの収益で投資資金の回収が見込めるようなものではないからだ。
とすれば、重要なのは税ということになる。そこで障害になるのが、とかく増税を嫌う昨今の世論だ。そしてその世論の背景にあるのが、かつての高度成長が円安や小さな政府の下に、政府の「計画」で実現したという思い込みだ。その思い込みをそのままにしておいたのでは、現在の日本の低成長を脱却させるためのまともな議論はできない。
そこで最後にそうした思い込みについて論じたい。
まず円安による輸出主導で高度成長がもたらされたという思い込みは、原因と結果を取り違えている。実は当時の固定相場制の下で高度成長が始まった当初は実質的な円高だったが、その後の生産性向上により実質的な円安となり、輸出が伸びるようになったのだ。当初、実質的な円高だったことは、高度成長期が常に「国際収支の天井(貿易収支の赤字)」に悩まされていたことから明らかだ。
小さな政府、軽い税負担の下に高度成長がもたらされたというのも、原因と結果を取り違えている。当時の税負担は、先の戦争遂行のための度重なる増税のうえに、戦後のインフレ抑制のためにさらに増税され、その後幾分減税されたとはいえ、非常に重かった。その重い負担を乗り越えて実現したのが高度成長で、その結果、国民負担率の分母の国民所得が大きくなって小さな政府となったのだ。
高度成長が人口ボーナスによりもたらされたというのも、当時は世界中で何とか人口増加を抑えようとしていたことを忘れた議論だといえよう。
国民の創造力発揮へ基盤整備 所得倍増計画の歴史に学ぶ
松元崇・元内閣府事務次官
まつもと・たかし 52年生まれ。東京大法卒、大蔵省へ。スタンフォード大MBA。KKR理事長
経済教室
2021年12月29日 日本経済新聞 朝刊”
返信がありません